こんにちは。
名古屋生まれ名古屋育ち名古屋在住の名古屋市役所の職員、石原 治と申します。
名古屋の企業によるメイド・イン・ナゴヤの製品に囲まれて日々暮らしている一般人ですが、名古屋の企業と製品という切り口で、私の愛用している製品を紹介しながら、あまり知られていないかもしれないけれど、名古屋にはいろいろな企業やその製品があること、すなわち、メイド・イン・ナゴヤの魅力をお伝えできると良いなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回紹介するのは尾張松風屋です。
コンテンツ
松風屋の歴史
松風屋は1900年(明治33年)創業の100年企業。
名古屋市で菓子製造業として創業し、「松風」という和菓子を販売。
戦後、1946年(昭和21年)には日本一のお菓子のまち名古屋市西区で菓子・チューインガムの製造を再開。
1971年に鶴舞駅の近くに現在の本社屋を完成して本社を置きます。
現在は、自社に製造工場をもたず、製品を企画し、製造は委託するファブレスメーカーとなっています。
松風屋の和菓子
お煎餅
現在の尾張松風屋の和菓子は、お煎餅が主力商品。
素材の形を残しているのが特徴です。
もちろん、名古屋名物えびせんべいも販売しています。
ミルフィーユのフーシェ(FOUCHER)
フーシェ(FOUCHER)は1819年にフランス・パリに創立したショコラティエの老舗。
日本では提携により、松風屋がフーシェブランドの洋菓子を販売しています。
私の世代では、フーシェといえば、ミルフィーユでした。
スティック状でチョコレートをコーティングしたミルフィーユは高級感がある一方で個包装で食べやすい洋菓子です。
最近は、別のブランドにミルフィーユの主力を移したようであり、いまはフーシェはクッキーやタルトを中心に取り扱っています。
こちらはフーシェのFをプリントしたプチフール・セック。
名古屋らしい洋菓子
名古屋の企業らしく、限定の小倉バタータルトを販売していたこともあります。
季節の洋菓子
そしてフーシェでは、クリスマスやハロウィンなど、季節のお菓子も販売しています。
こちらも、ミルフィーユから、クッキー・タルトに主力が移っています。
ハロウィン商品
クリスマス商品
キュベット・ティサージュ・サブレヤ
比較的新しい松風屋の洋菓子ブランドがキュベット・ティサージュ・サブレヤです。
キュベット
キュベットは小さな立方体という形で統一した洋菓子のブランド。
看板商品はミルフィーユで、前述のフーシェから主力商品が移ったといえます。
一口大の個包装で、パイをこぼさずにいただけます。
「小倉バター風味」を入れたジェイアール名古屋タカシマヤ限定パッケージ。
名古屋城と金シャチも美しくデザインされています。
クリスマス限定商品も販売されます。
ティサージュ
ティサージュは、パイ菓子専門店です。
こちらは一口大の小さなリーフパイとショコラパイ。
ミルフィーユもパイ菓子です。
和風のパッケージで、イラストレーター加藤彩さんの美しいデザインです。
名古屋限定の「小倉バター風味」を入れたミルフィーユのセットは、松坂屋名古屋店のティサージュで購入しました。
キュベットとティサージュはかなり似ていると思います。
ティサージュでもクリスマス限定商品が発売されます。
おいなごちゃんも買いました!
ティサージュ ミルフィーユ名古屋セットは、名古屋限定小倉バター風味 も入った可愛いお菓子。
お土産にも自分用にも、気軽に手に取ってみてくださいね~! pic.twitter.com/vXQkDljjjp
— おいでよ名古屋@おいなご (@oinagoya) January 18, 2023
これ美味しかった~!老若男女問わず喜ばれそうなお菓子だよ!
サブレヤ
サブレ専門店のサブレヤ。
パズルのように詰め込まれたパッケージです。
こちらはおもちゃ箱のような大型のパッケージに入ったサブレ。
配りやすい個包装のパッケージは、青空に鳥の美しいパッケージです。
そして、クリスマスなどの季節商品もあります。
回るお菓子も松風屋
名古屋では丸栄の地下にあった回るお菓子売り場。
ラウンド菓子・Gram(グラム)・スイートプラザといわれていますが、松風屋の製品でした。
それゆえに、この回るお菓子売り場が日本で初めて導入されたのは、名古屋の名鉄百貨店です。
かなり古い写真ですが
百貨店の地下にある「回るお菓子」、ラウンド菓子をご記憶の方も多いと思います。子供の頃、デパートに行くたびに憧れたものです。これは(回る什器も含めて)当社の商品なんですが、60年ほどの歴史があり今でも現役で活躍しています#ラウンド菓子#スイートプラザ#グラム pic.twitter.com/fJlel0I8NX
— 松風屋(公式) (@matsukazeya_pr) September 4, 2020
松風屋が昔から洋菓子販売に力を入れていたことがわかりますね。
クリスマスやハロウィンのお菓子、美しいデザインのミルフィーユ、おもちゃ箱のようなサブレ、名古屋らしい小倉風味の洋菓子、そして、姿形がそのままのお煎餅がほしくなったら、#メイド・イン・ナゴヤを買おう。
尾張松風屋の公式ページ
この記事を書いてくれたのは?
この記事は名古屋市職員の石原治が寄稿しました。
なお、記事の作成は完全にプライベートでおこなっており、内容はすべて個人の見解です。名古屋市はじめ所属する団体とは無関係であることを念のために付記させていただきます。
いつもありがと~!
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