名古屋の日本酒【メイド・イン・ナゴヤを買おう】

こんにちは。
名古屋生まれ名古屋育ち名古屋在住の名古屋市役所の職員、石原 治と申します。
名古屋の企業によるメイド・イン・ナゴヤの製品に囲まれて日々暮らしている一般人ですが、名古屋の企業と製品という切り口で、私の愛用している製品を紹介しながら、あまり知られていないかもしれないけれど、名古屋にはよい企業やよい製品があることと、すなわち、メイド・イン・ナゴヤの魅力をお伝えできると良いなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

今回は名古屋の日本酒を紹介します。
名古屋に酒蔵がある酒造が中心になります。

名古屋の日本酒

盛田の金鯱は半田の酒蔵

以前に、様々なお酒を製造販売している盛田をご紹介したことがあります。

日本酒の代表銘柄は、ねのひ。
ねのひ
盛田の本社は名古屋にありますが、お酒は愛知県常滑市小鈴谷でつくっています。

醸し人九平次

名古屋の酒蔵で知名度が高い日本酒に、醸し人九平次があります。
醸し人九平次

名古屋市緑区大高にある萬乗醸造のお酒です。
緑区には、熱田神宮の古宮といわれる氷上姉御神社があり、熱田神宮の御斎田もあります。
神社とお酒は密接な関係がありそうで、名古屋ではこの近辺に酒蔵が多いです。
「酒望子」は萬乗醸造が地元限定で販売していた九平次のお酒です。

九平次はワインのように日本酒を味わってほしいということで、ワインのようなデザインのボトルとラベルをつけて西暦表示も示しており、海外への輸出や、洋食レストランでの展開にも力を入れています。



九平次のワイン

そして九平次は本当にワインを作ってしまいました。
ドメーヌ・クヘイジ。

2016年(平成28年)からワインの本場フランスで醸造し、2020年(令和2年)からワインをリリースしました。

私が購入したKUHEIJI クレマン・ド・ブルゴーニュ NVはスパークリングワインです。

名古屋酒蔵グループ「ナゴヤクラウド」

名古屋市には、九平次の萬乗醸造を含め、5つの酒蔵があります。
萬乗醸造を除く4つの酒蔵、「東龍」の東春酒造・「神の井」の神の井酒造・「金虎」の金虎酒造・「鷹の夢」の山盛酒造が連携したグループが、ナゴヤクラウド
ナゴヤクラウド
イベントなどで4酒蔵が連携して出展参加したり、共同PRをしたりしています。





それぞれの酒蔵のお酒について、順次説明します。

「東龍」の東春酒造

守山区にある酒蔵、東春酒造。
庄内川の南、JR新守山駅の近くにある酒蔵です。

江戸末期に、名古屋城の櫓を建造する予定の材木で酒蔵をつくったという伝説があります。
代表的な商品は「東龍」。「あずまりゅう」と読みます。

ワイングラスでおいしい日本酒アワード2025金賞受賞酒です。

東龍には、ドラゴンズラベルの「どあら酒」もあります。

屋号の「龍田屋」もお酒になっています。

「神の井」の神の井酒造

創業は江戸時代末期。緑区大高にあります。
熱田神宮の斎田を寄進し、「神の井」の名前を付けたといわれます。
神の井
代表銘柄は社名と同じ「神の井」。

こちらは神の井のナゴヤクラウドデザインラベルです。

地元のお米「あいちのかおり」を使っています。

地元の地名を冠した「大高」もあります。

「金虎」の金虎酒造

金虎酒造は北区大曽根にあります。
金鯱から魚をとると、金虎となりますね。

江戸時代末期の創業。
代表銘柄は、金虎。
金虎

平成3年より「大吟醸 名古屋城本丸御殿」

令和2年より「純米大吟醸 名古屋城」を製造しています。

「鷹の夢」の山盛酒造

山盛酒造も名古屋市緑区大高にあります。
名古屋にある5つの酒蔵のうち、3つが緑区大高に、2つが善行寺街道口の北区・守山区にあることになります。

山盛酒造は江戸時代からあった酒蔵を譲り受けて、1887年(明治20年)に創業されました。

「奈留美」「桶狭間」といった緑区の地名のお酒を製造販売していたこともありました。
代表的な商品は「鷹の夢」。
鷹の夢

タカノユメレッドラベルはしぼりたて生原酒です。

熱田神宮の創始1900年を記念した「酔笑人」(えようど)もあります。

名古屋のお店で楽しむ地酒

名古屋のお店は、地元銘柄のお酒を出しているお店があります。



名古屋にきたら、ぜひ名古屋の酒蔵のお酒をおためしください。

名古屋市に本社があるジェイグループホールディングスが展開する十八代光蔵では、名古屋のお酒も取り揃えています。


また、名古屋駅前の名鉄商店ではユニークなパッケージの名古屋のお酒が販売されていたこともありました。

名古屋の大学とコラボしたお酒

名古屋の酒蔵ではありませんが、名古屋の大学とのコラボで開発された日本酒があります。

なないろ桜

名古屋大学農学部の桜の花から採取した桜酵母を使用した「なないろ桜」。最初に紹介した盛田のお酒です。

あいりっしゅ

愛知県立大学オリジナルあまざけ「あいりっしゅ」。愛知県半田市にある日本最古の白木香薔薇の花酵母と、愛知県産の米・米麹を使用しています。

半田市の中埜酒造が中心ですが、金虎酒蔵も参加しています。

華名城

名城大学農学部「卒業」の「華名城」。名城大学農学部附属農場で採取されたカーネーション酵母を使用。


アルコール度数が低くて、フルーティで飲みやすいお酒です。
現在は、大学ブランド酒として、複数の種類が様々なラベルで販売されています。


名古屋には、5つの酒蔵が現存しています。
このほかにも、名古屋には、2009年(平成21年)に廃業した中川区の常盤醸造などの酒蔵がありました。

5つの酒蔵は、名古屋の日本酒として続いていってほしい。飲んで応援するために、#メイド・イン・ナゴヤを買おう。

この記事を書いてくれたのは?

この記事は名古屋市職員の石原 治が寄稿しました。
なお、記事の作成は完全にプライベートでおこなっており、内容はすべて個人の見解です。名古屋市はじめ所属する団体とは無関係であることを念のために付記させていただきます。

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いつもありがと~!

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