こんにちは。
名古屋生まれ名古屋育ち名古屋在住の名古屋市役所の職員、石原 治と申します。
名古屋の企業によるメイド・イン・ナゴヤの製品に囲まれて日々暮らしている一般人ですが、名古屋の企業と製品という切り口で、私の愛用している製品を紹介しながら、あまり知られていないかもしれないけれど、名古屋にはいろいろな企業やその製品があること、すなわち、メイド・イン・ナゴヤの魅力をお伝えできると良いなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回は、アルペンを紹介します。
コンテンツ
アルペンの歴史と事業
アルペンは、1972年(昭和47年)に名古屋市西区にオープンしたスキー用品ショップが発祥です。
当時から店名は「アルペン」でした。
2022年に創業50周年を迎えます。
アルペンはスキー・スノーボードブームとともに成長し、ウインタースポーツを中核としたスポーツギアショップ「アルペン」を全国に多店舗展開します。
また、アルペンは1990年には直営スキー場ウイングヒルズ白鳥リゾートをオープンしました。(現在はウインタースポーツだけでなく、キャンプや温泉などのサマーバケーションの拠点としても活用されています。)
ウインタースポーツ以外のスポーツへの展開も早く、1983年(昭和58年)にはゴルフ用品専門店ゴルフ5の1号店を、1997年(平成9年)には大型総合スポーツ用品専門店スポーツデポ1号店を開店しています。
2018年(平成30年)には、スポーツ総合用品店であったアルペンを、山岳やアウトドアアグッズに特化したアルペンマウンテンズ・アルペンアウトドアーズに転換しました。
アルペンマウンテンズでは、創業商品といえるスキー・スノーボードなどウインタースポーツ用品も取り扱っています。
他方で、1979年(昭和54年)にはプライベートブランドを企画製造するジャパーナインターナショナル株式会社を設立しています(2020年(令和2年)にアルペンに統合)。
スキーブームの前に着手をしており、日本のプライベートブランドの先駆けといえます。
ウインタースポーツからスポーツ全般、そしてカジュアルウェアも含めてジャンルを拡大しながら、ハート・ファブリス・キスマーク・イグニオ・ティゴラなどのブランドを展開していきました。
販売するだけではなく、メイド・イン・ナゴヤの製品を世に出しているのです。
アルペンは1995年(平成7年)にスポーツ用品専門店売上高全国1位となりました。
日本経済新聞社の2021年度の日本の専門店調査でもアルペンは売上高全国1位となっています。
2007年(平成19年)には名古屋市中区丸の内に高層の本社ビルである25階建て高さ100メートル超えのアルペン丸の内タワーを建設し、本社を移転しています。
2022年に創業50周年を迎え、様々な記念セールを展開するほか、4月1日にはアルペン史上最大の旗艦店舗「Alpen TOKYO」を東京の新宿にオープン。
アルペンアウトドアーズ・スポーツデポ・ゴルフ5のフラッグシップショップが一つのビルに集結しています。
うなぎのうな泰
2021年(令和3年)に名古屋市にオープンした「日本一安い鰻丼」販売中を標ぼうするうなぎのうな泰は、アルペンの関連会社にはなっていないようですが、うな泰を運営する株式会社ミズノ・インターナショナルうな泰の代表は、アルペンの創業者である水野泰三氏です。
うな泰では、名古屋名物のひつまぶしも1000円を切る値段でいただけます。
アルペンのCM
1993年(平成5年)、広瀬香美さんを起用したアルペンのCMソング「ロマンスの神様」が大ヒット。
その後も広瀬香美さんをウインターシーズンのCMソングに起用し続け、広瀬香美さんは「ウインターソングの女王」「冬の女王」と呼ばれるまでになります。
アルペン50周年記念ウェブサイトでも、広瀬香美さんがCMに登場し、「ロマンスの神様」を歌っています。
ただし、「ロマンスの神様」は、特に歌詞にウインターの要素があるわけではありませんでした。
飲み会や遊園地ですから。翌年1994年(平成6年)のCMソング「幸せをつかみたい」も、クリスマスに触れる程度で、冬の要素は強くありません。
イメージを決定的にしたのは、1995年(平成7年)のCMソング「ゲレンデが溶けるほど恋したい」だと思われます。
その後、1996年(平成8年)のCMソング「DEAR…again」、1997年(平成9年)のCMソング「真冬の帰り道」「promise」、1998年のCMソング「ピアニシモ」と冬をイメージした歌詞の曲が続きます。
広瀬香美さんは、アルペンのCMソングの依頼を受け、1993年(平成5年)発売のアルバムに収録されている「How To Love」も制作しており、こちらはストレートにスキーを題材にしたウインターソングでしたが、採用されたのは「ロマンスの神様」だったのです。
そして、アルペンは170万枚の売り上げに至った「ロマンスの神様」の製作費に出資しており、多額の収益を得たそうです。
アルペンのCMでは、広瀬香美さんの楽曲とならんで、アルペンの本社がある名古屋市出身の加藤晴彦さんが出演することが定番になっていました。
「やっぱアルペンでしょ」というセリフが耳に残っている人もいるのではないでしょうか。
ただ、「ロマンスの神様」や「ゲレンデが溶けるほど恋したい」のころはまだ出演しておらず、加藤晴彦さんがアルペンのCMに起用されるようになったのは1996年(平成8年)からです。
アルペンの製品
私が購入して使用しているアルペンの製品を紹介します。
アルペンといえばウインタースポーツ、の世代ですので、スキー用品はすべてアルペンのブランド・キスマーク・ファブリス・イグニオなどを、アルペン・スポーツデポで購入してきました。
スキー板
私が使用しているスキー板は長さの短いファンスキー。キスマークの製品です。
寝袋とアウトドアピロー
キャンプ・アウトドアグッズというより、車中泊できるよう寝袋とマットとアウトドアピローを車載しています。
アルペンのブランドであるイグニオの製品です。
アウトドアテーブル
ちゃぶ台のかわりに使っているアウトドアテーブルも、アルペンのイグニオの製品です。
スニーカー
スニーカーもアルペンのイグニオの製品です。
スポーツウェア
私はスポーツはしませんが、アルペンのウェアをカジュアルに使用しています。
イグニオのフリースとストレッチウェア・ハーフパンツ・パーカー・ジャージ。
着心地が楽で部屋着にしています。
ウィンドブレーカー
夜にちょっと外出するときに便利なウインドブレーカーもイグニオです。
日常着
完全に日常着となりますが、手袋やネックウォーマー・シャツやインナー・ソックスも、イグニオ・ティゴラの製品を購入して使用しています。
アイヒートとアイクール
発熱素材アイヒートや冷感素材アイクールを使用した機能的なウェアがあるのもアルペンならではです。
スポーツ用品専門店売上のトップシェアを誇る企業が名古屋にはあります。
スポーツ用品はもちろん、カジュアルに着られる機能的なウェアが必要ならば、#メイド・イン・ナゴヤを買おう。
この記事を書いてくれたのは?
この記事は名古屋市職員の石原治が寄稿しました。
なお、記事の作成は完全にプライベートでおこなっており、内容はすべて個人の見解です。名古屋市はじめ所属する団体とは無関係であることを念のために付記させていただきます。
いつもありがと~!
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