こんにちは。
名古屋生まれ名古屋育ち名古屋在住の名古屋市役所の職員、石原 治と申します。
名古屋の企業によるメイド・イン・ナゴヤの製品に囲まれて日々暮らしている一般人ですが、名古屋の企業と製品という切り口で、私の愛用している製品を紹介しながら、あまり知られていないかもしれないけれど、名古屋にはいろいろな企業やその製品があること、すなわち、メイド・イン・ナゴヤの魅力をお伝えできると良いなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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今回紹介するのはミユキのスーツです。
ミユキは、2009年(平成21年)に東洋紡績株式会社の完全子会社となりましたが、その後も名古屋市西区に本社を置いています。
そもそも、ミユキって?
ミユキこと御幸毛織株式会社は、明治38年(1905年)の創業。
国内屈指の高級紳士服地メーカーで、抜群の知名度を誇ってきました。
年配の方は、1957年(昭和32年)から1990年(平成2年)まで放映されたミユキ野球教室と、「紳士だったら知っている。服地はミユキと知っている」というCMソング、そしてオーストラリアにミユキ牧場を持って、たくさんの羊を飼っているということを示すCM映像で、強い印象を持っているのではないでしょうか。
服地のMVP~最高級の証
ミユキの服地は国内最高級と認識されています。
そして、ミユキは長年プロ野球日本選手権シリーズのMVPや優秀選手の表彰を行っており、受賞者にはミユキの服地を使用したスーツが贈呈されます。
唯一無二の夏用服地 シャリック
ミユキの服地のすごさを実感できるのは、夏用スーツです。
昨今はクールビズということで夏にはスーツを着用しない場面も増えましたが、だからこそ、きちっとスーツを着ていると、他とは違った印象を相手に与えることができます。
そして、「暑くないですか?」と聞かれたときには、「ミユキのシャリックですから」と答えます。
シャリックは1980年の登場以来、蒸し暑い日本の夏に合った唯一無二の服地として驚異的なロングセラーとなり、今やその愛用人口はおよそ100万人といわれています。
名古屋の本社で直接購入-ミユキ・HAPPY・フェスタ
名古屋及びその周辺にお住まいの方は、ミユキに直接注文してスーツをつくることができます。
名古屋市西区の本社で年3回ほど行われているミユキ・HAPPY・フェスタでは、その場で服地を選んで採寸してもらうイージーオーダーで、ミユキのスーツをお値打ちにつくれます。
女性用スーツも、パターンオーダーで発注可能です。
ミユキの不動産事業 ミユキモール
ミユキは名古屋市西区に本社を持ち、名古屋市内に工場を置いて事業をおこなってきましたが、市外に工場や拠点を移転するようになり、その跡地を活用して、住宅・ビジネスパークなど、不動産事業を展開しています。
その中でも馴染みが深いのは、ショッピングモールのミユキモールです。
名古屋市に本社があるスーパーマーケットのヤマナカや、名古屋の喫茶店チェーンであるダフネ珈琲店が出店しています。
ブランド一新 「愛せる服を。」
御幸毛織株式会社は、1980年から約40年間に渡って使用してきたコーポレートシンボルマークとロゴタイプを、2020年に変更しました。
「愛せる服を。」というタグラインも新たに加わりました。
また、新しいブランドサイトも立ち上げました。
創業年を示す1905をドメインに使用しています。
尾州(尾張名古屋及びその周辺)は、イタリアのビエラ・イギリスのハダースフィールドとならぶ世界三大毛織物産地です。
新しいスーツをつくろうと思ったときには、名古屋の毛織物は世界的なブランドであることを。
そしてユニークな服地メーカーである御幸毛織が、名古屋にあることを思い出してほしいと思います。
そして、愛せる服を求めるならば
#メイド・イン・ナゴヤを買おう。
この記事を書いてくれたのは?
この記事は名古屋市職員の石原治が寄稿しました。
なお、記事の作成は完全にプライベートでおこなっており、内容はすべて個人の見解です。名古屋市はじめ所属する団体とは無関係であることを念のために付記させていただきます。
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