こんにちは。
名古屋生まれ名古屋育ち名古屋在住の名古屋市役所の職員、石原 治と申します。
名古屋の企業によるメイド・イン・ナゴヤの製品に囲まれて日々暮らしている一般人ですが、名古屋の企業と製品という切り口で、私が購入した製品などを紹介しながら、あまり知られていないかもしれないけれど、名古屋にはいろいろな企業やその製品があること、すなわち、メイド・イン・ナゴヤの魅力をお伝えできると良いなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回紹介するのは、日本ガイシです。
コンテンツ
日本ガイシの歴史と事業
日本ガイシはノリタケカンパニーリミテドと同じ森村グループの企業です。
1904年(明治37年) に日本陶器が森村市左衛門らにより設立され、そこから1919年(大正8年)に碍子部門を分離して日本碍子株式会社が設立されました。
なお日本特殊陶業株式会社は、日本ガイシから点火プラグ部門が独立して1936年(昭和11年)に設立されました。
このような経緯及び社名からわかるように、ガイシ特化の会社としてスタートしましたが、培ったセラミック技術をいかし、建材・防音壁などへ製品の幅を広げました。
自動車排ガス浄化用セラミックが現在も主力事業の一つであり、さらに、電子電気機器用セラミック製品と蓄電システムが優良な新分野となっています。
NAS電池を活用した太陽光発電事業にも展開。
現在は、中南米・欧州・アジア各国にも拠点を展開。
海外に30社の関連会社を持ちます。
1957年(昭和32年)に熱田工業が完成。
現在も名古屋市瑞穂区のこの地に本社と名古屋事業所を置いています。
そして2025年(令和7年)に、デジタル社会(Digital Society, DS)関連製品の開発拠点と、社外との交流拠点となる共創施設をオープンする計画を発表。
加えて本社地区では、カーボンニュートラル関連製品として、大気中の二酸化炭素(CO2)を直接回収するセラミック基材の開発や、CO2の回収・有効利用・貯蔵などに貢献する分離膜の開発を促進することとし、そのためのエリアを設備する計画を発表しています。
日本ガイシの消費者向け製品
日本ガイシの事業のほとんどは企業向け製品。
一般消費者向けのほとんど唯一の商品として販売されたのが、家庭用浄水器「C1」。
日本ガイシの技術をいかしたファインセラミックフィルターを使用し、2002年(平成4年)に販売開始。
2021年(令和3年)に製造中止となるまで、19年間製造されてきました。
現在でもフィルターや修理は受け付けています。
私も購入して、設置をしました。
日本ガイシのマスコットキャラクター クロコくん
日本ガイシのキャラクターのクロコくん。
1995年(平成7年)の日本ガイシの新聞広告に黒子が使われ、1999年(平成11年)にマスコットキャラクターとして黒衣くんが登場。
さらに、2016年(平成28年)に目がついたクロコくんが誕生しました。
2024年(令和6年)のビームスの大名古屋展では、クロコくんのフィギュア付きIDケースが販売されました。
クロコくんのキャラクターグッズ
このほかにも、かわいいクロコくんは、いろいろなキャラクターグッズになっています。
ロール付箋。
シュパットバッグ。
スタンプペン。
手帳。
クリアホルダーです。
日本ガイシとスポーツ
日本ガイシは2007年(平成19年)に名古屋市総合体育館のネーミングライツを取得。
日本ガイシスポーツプラザとなりました。
レインボーホールは日本ガイシホール、レインボープールは日本ガイシアリーナとなり、すっかり定着しています。
また、日本ガイシは名古屋市緑区に諸の木テニス倶楽部を設置運営しています。
15面、アウトドア・インドア、砂入り人工芝(オムニ)・ハード・レッドクレーと多彩な15面のコートを有し、優れたバリアフリー対応で車いすテニスにも利用できるテニスコートとなっているのが特徴です。
日本ガイシは車いすテニスプレイヤーの支援も行っています。
日本ガイシは一般消費者向けの商品はほとんど販売はしていませんが、黒子のように、見えないところで、我々の生活を支えています。
その車には、その機械には、その商品には、日本ガイシの技術や部品・素材が使われていることを知って、#メイド・イン・ナゴヤを買おう。
この記事を書いてくれたのは?
この記事は名古屋市職員の石原治が寄稿しました。
なお、記事の作成は完全にプライベートでおこなっており、内容はすべて個人の見解です。名古屋市はじめ所
いつもありがと~!
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