日本のコンタクトレンズの歴史そのもの。メニコン【メイド・イン・ナゴヤを買おう】

こんにちは。
名古屋生まれ名古屋育ち名古屋在住の名古屋市役所の職員、石原 治と申します。
名古屋の企業によるメイド・イン・ナゴヤの製品に囲まれて日々暮らしている一般人ですが、名古屋の企業と製品という切り口で、私の愛用している製品を紹介しながら、あまり知られていないかもしれないけれど、名古屋にはいろいろな企業やその製品があること、すなわち、メイド・イン・ナゴヤの魅力をお伝えできると良いなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

今回紹介するのは、メニコンです。

目にコンタクトのメニコン

メニコンの歴史は日本のコンタクトレンズの歴史

メニコンは、いわずと知れたコンタクトレンズメーカー。
名古屋の眼鏡店で働いていたメニコン創業者、田中恭一氏が1951年(昭和26年)に日本で初めて角膜コンタクトレンズの開発に成功、1953年(昭和28年)に日本で初めて角膜コンタクトレンズを商品化しました。

1957年(昭和32年)に日本コンタクトレンズ株式会社が設立。
その後社名変更を経て、1982年(昭和57年)に、株式会社メニコンが設立されました。

メニコンは2021年(令和3年)4月から2022年(令和4年)3月までを70周年イヤーとしています。

メニコンの歴史は、まさに日本のコンタクトレンズの歴史です。

メニコンの本社ビル

コンタクトレンズのメニコン
メニコンの現在の本社ビルは名古屋市中区にあり、1995年(平成7年)に完成しています。

メニコンの会社名の由来

メニコンという会社名は、「目にコンタクト」から。
はじめは商品名として募集され、採用された「メニコン」が社名となりました。

メニコンは2019年(令和元年)に販売店共通ブランドをMiruに統一。
メニコンMiru
なお、毎年3月6日をMiruの日としています。

紙のように薄いメニコンのコンタクトレンズ Magic

私が使用しているメニコンのコンタクトレンズは、マジック(Magic)という商品です。
メニコンmagic
マジック(Magic)は2011年(平成23年)から発売されている、1日使い捨てタイプの1day(ワンデー)コンタクトレンズです。
メニコンmagicコンタクトレンズ

私は普段は眼鏡なのですが、このメニコンMagicは、予備用に常に鞄に入れています。
紙のようにとても薄いパッケージで、持ち歩きに不便さを感じません。まさにマジックです。

便利なコンタクトレンズ

パッケージも含めて驚きの薄さです。

レンズの表と裏がパッケージの中でひっくり返ることもなく、内側に指が触れることもありません。
メニコンは、これをスマートタッチと呼んでいます。

サブスクリプションの先駆け メルスプラン

メニコンは2001年(平成13年)に定額制会員システム「メルスプラン」をスタート。
2019年(平成元年)には会員数は130万人を超え、2021年(令和3年)には20周年を迎えました。
破損した場合の交換や、度数・種類の変更が可能。
メルスプランを開始して以降、メニコンの年間売上高は右肩上がりで、現在は国内コンタクトレンズ売上の約7割をメルスプランが占めています。

メニコンのメル助

メニコンの定額制コンタクト「メルスプラン」の公式キャラクター、メル助もいるキュー。

メニコンの少し変わった商品

メニコンは関連会社を通じて、少し変わった製品を販売しています。

動物向けに。イヌ用眼内レンズ「メニわんレンズ」

まず紹介するのは、動物向け事業です。
メニコンは、1997年(平成9年)にイヌ用眼内レンズ「メニわんレンズ」を発売。
2003年(平成15年)には、株式会社メニワンを設立しました。

動物医療事業として、様々な動物用医療機器・サプリメント・ケア用品を販売しています。
2021年(令和3年)にはDUO ONEブランドを立ち上げました。

ライフサイエンス事業

メニコンはライフサイエンス事業として、サプリメントなども販売しています。

目に関連する製品が多く、めにサプリ「ビルベリー」は、メニコン初の機能性表示食品。
目のサプリメントビルベリー
ビルベリー由来アントシアニンは、「ピント調節機能」をサポートし、「目の疲労感」を緩和するとされています。

また、メニコンの関連会社メニコンネクトは、目に良いコーヒーLUTEIN&ME(ルテインミー)を販売しており、私も愛飲していましたが、現在は販売終了しています。
目に良いコーヒー

メニコンの文化事業

メニコンアネックス
メニコン本社に隣接するアネックスは、ギャラリーとホールを備えています。

入館無料!1階ギャラリーMenio

メニコンアネックス
1階ギャラリーMenioでは、メニコンの歴史や製品が展示されているほか、メニコンの創業者である田中恭一氏の刻画(レリーフ彫刻)や、弟で技術顧問の田中勇輝氏の仏像とボトルアーキテクチャ、また父親で初代会長の田中華山氏の竹彫作品も展示されています。
入館無料ギャラリー
Menio
メニコンギャラリー
メニコンの歴史
レンタル展示コーナーもあり、様々な展示がなされます。

HITOMIホール

メニコンHITOMIホール
5階HITOMIホールは、演奏会や講演会など多目的に使用できます。
メニコンHITOMIホール
メニコンや関連会社が主催する演奏会等が開催されることもあります。

Menio・HITOMIホールへのアクセス

愛知県名古屋市中区葵3丁目21番19号

Menioの開館時間

9:30~18:30 (土日祝は16:00まで)
通年常設展が見られて入場無料です。

インターネットラジオ番組

メニコンは、2020年(令和2年)7月から、インターネットラジオ番組「Menicon Radio」を配信しています。
今回紹介したメルスプラン・スマートタッチ・HITOMIホール・メル助・動物事業などについて、メニコンの社長の田中英成氏が語ります。

脚本家としての一面

また、田中英成氏は、プライベートでは脚本家あおい英斗として活躍されています。



日本で初めてコンタクトレンズを開発した会社を選ぶならば。
手品のように薄いコンタクトレンズを使うならば。
定額制のサブスクリプションサービスを求めるならば。

#メイド・イン・ナゴヤを買おう。

この記事を書いてくれたのは?

この記事は名古屋市職員の石原治が寄稿しました。
なお、記事の作成は完全にプライベートでおこなっており、内容はすべて個人の見解です。
名古屋市はじめ所属する団体とは無関係であることを念のために付記させていただきます。

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