こんにちは。
名古屋生まれ名古屋育ち名古屋在住の名古屋市役所の職員、石原 治と申します。
名古屋の企業によるメイド・イン・ナゴヤの製品に囲まれて日々暮らしている一般人ですが、名古屋の企業と製品という切り口で、私が購入した製品などを紹介しながら、あまり知られていないかもしれないけれど、名古屋にはいろいろな企業やその製品があること、すなわち、メイド・イン・ナゴヤの魅力をお伝えできると良いなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回紹介するのは、ナビタ表示灯です。
表示灯の歴史と駅案内地図
ナビタ表示灯は、広告付き案内地図を日本全国の駅に設置している会社です。
1967年(昭和42年)に名鉄(名古屋鉄道)上飯田駅に駅付近案内図第1号を設置。
当時と同じものではありませんが、現在は地下鉄上飯田線と名鉄との複合駅になった上飯田駅には、いまもナビタ表示灯の駅案内地図が設置されています。
1969年(昭和44年)から名古屋市営地下鉄各駅に案内地図の設置を開始。
1970年(昭和45年)には関東私鉄、1971年(昭和46年)には国鉄(現JR)にも設置。
次の写真は現在のJR大高駅の案内地図です。
そして、大阪、横浜、札幌、横浜など、全国に事務所を展開。
ナビタ表示灯のシェア
ナビタ表示灯は駅案内地図では圧倒的なシェアを誇ります。
1日3万人以上が乗降する全国の主要駅では、8割以上がナビタ表示灯の案内地図を設置しています。
それでは、私が旅行先で見てきたナビタ表示灯の駅案内地図のごく一部を紹介します。
札幌駅。
旭川駅。
東京駅
銀座駅
京都駅
大阪駅
博多駅
熊本駅
大都市の大型駅だけではありません。
こちらは埼玉県の朝霞駅。
愛知県の蒲郡駅。
大阪府なかもず駅
広島県の牛田駅
北海道から九州まで全国にナビタ表示灯の駅案内地図は設置されています。
1998年(平成10年)にはホームページを開設し、インターネットを活用して地図や情報を持ち歩けるイーナビタ、ナビタッチへと発展します。
2005年(平成17年)には色覚バリアフリーマップ化に着手。
2012年(平成24年)に名古屋駅の近くにナビタ名灯ビルが竣工。
現在の本社となっており、本社入口にもナビタ表示灯の周辺案内地図があります。
官公所・地域情報・病院・神社のナビタ
2010年(平成22年)に、名古屋市において地域の情報を提供する自治体シティナビタの設置を開始。
現在では、全国の多くの官公所にナビタが設置されています。
もちろん名古屋市役所にもナビタがあり、デジタルサイネージ化されています。
堺市役所のナビタ。
市役所のフロア案内がついています。
警察署にもナビタ。
中警察署ナビタには愛知県警察のコノハ警部が敬礼。
観光案内所にもナビタ。
写真は福岡・天神です。
タッチ対応、多言語表記となっています。
栄ミナミインフォメーション。名古屋の都心の案内表示もナビタ。
タッチ対応、Wi-Fiも設置されています。
カルポート東の前の名古屋エンジョイボード。
地図・広告・施設案内が一体になっています。
病院にもナビタ。
写真は名古屋市立大学病院です。
神社にもナビタ。
写真は名古屋市の中村公園にある豊国神社。
そして神田明神ナビタ。
2024年(令和6年)現在で、ナビタが設置されている鉄道駅は約2,400か所ですが、ナビタは日本全国で3,600か所以上に設置されています。
およそ3分の1は鉄道駅以外に設置されていることになります。
紙製の地図など
ナビタはその地図つくりのノウハウをいかして、名古屋市の災害時避難案内駅周辺マップの作成に協力しています。
さらに、2024年(令和6年)10月から情報発信誌「愛知のりかえ便利帳」の配布を開始しています。
愛知県主要駅や観光案内所に配置されています。
加えて、インバウンド向けの英語によるWeb版ラーメン特集『POPULAR RAMEN RESTRAUNTS GUIDE in Nagoya』をリリースしました。
名古屋を本社とする表示灯なので、紹介するお店も愛知・名古屋なのです。
表示灯自体は一般消費者向けの商品の販売はしていませんが、ナビタ表示灯の案内地図で素敵なお店を名古屋でみつけて、#メイド・イン・ナゴヤを買おう。
この記事を書いてくれたのは?
この記事は名古屋市職員の石原治が寄稿しました。
なお、記事の作成は完全にプライベートでおこなっており、内容はすべて個人の見解です。名古屋市はじめ所属する団体とは無関係であることを念のために付記させていただきます。
いつもありがと~!
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