こんにちは。
名古屋生まれ名古屋育ち名古屋在住の名古屋市役所の職員、石原 治と申します。
名古屋の企業によるメイド・イン・ナゴヤの製品に囲まれて日々暮らしている一般人ですが、名古屋の企業と製品という切り口で、私の愛用している製品を紹介しながら、あまり知られていないかもしれないけれど、名古屋にはいろいろな企業やその製品があること、すなわち、メイド・イン・ナゴヤの魅力をお伝えできると良いなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回紹介するのは、パソコン周辺機器等を販売する株式会社バッファローです。
昔の社名はメルコで、いまも持ち株会社はメルコホールディングスなので、メルコという名称のほうになじみがある方もいるかもしれません。
メルコホールディングス
メルコホールディングスの現在の本社は、大須の赤門通ビルにあります。
バッファローの歴史
バッファローは、1975年(昭和50年)に音響機器(アンプ)のメーカー「メルコ」として名古屋市天白区で創業されました。
メルコという名称は、創業者の牧誠氏の名前にもとづいて、牧エンジニアリング・ラボラトリー・カンパニーの頭文字からとったものです。
1978年(昭和53年)に株式会社化。
1981年(昭和56年)にパソコン周辺機器市場に参入、1982年(昭和57年)にプリンターバッファーを発売します。
プリンターバッファーは、プリンターに送るデータをためておくメモリーです。
当時の環境では、パソコンはプリンターで印刷するときにはプリントが終わるまで他の作業ができなかったのですが、プリンターバッファーがあるとプリンターへのデータ送付はバッファーに任せて、パソコンは他の作業に入ることができます。
このプリンターバッファーがヒット商品となりました。
バッファローという現社名は、このバッファーからきており、この頃からメルコはブランド名としてBUFFAROを用いてきました。
そして、バッファロー(メルコ)は、パソコン周辺機器のうち、メモリー部門で頭角をあらわし、アイ・オー・データ―機器と並ぶ周辺機器メーカーとなります。
ただし、バッファロー(メルコ)は当時から工場をもたずに製造を外部に委託する手法をとっており、商社に近い性格があります。
そしてバッファロー(メルコ)は、1992年(平成4年)にLAN製品を、1999年(平成11年)に無線LAN製品を販売し、これが次のバッファロー(メルコ)の看板商品となりました。
無線LAN商品「AirStation」は累計販売 5,000万台を超えるロングセラーともなっています。
そして、2003年(平成15年)に、「株式会社バッファロー」へ名称変更し、社名とブランド名を統一しました。
その持ち株会社が、メルコホールディングスであり、メルコの名称はここに残っています。
もちろん、バッファローは総合周辺機器メーカーであり、メモリーやLAN商品以外にも、さまざまな製品を販売しています。
全国の大手家電量販店の2020年実売データ集計において、バッファロー(メルコグループ)は主要な周辺機器13部門のトップシェアを獲得しています。
特にLAN関連商品は20年近く連続トップを取得している分野もあり、強さが際立ちます。
バッファローの製品
私は、1990年代にパソコンを最初に購入してから、ずっとバッファローの製品を使ってきました。
(メルコのメモリーを購入して、MELWAREでMELDISKやMELCACHを設定して使っていました。当時パソコンを使っていた人にしか意味はわからないと思いますが。)
今でもたくさんのバッファローの周辺機器を使っています。
外付キーボード・マウス・ブルーレイディスクドライブ・USBポートは、すべてバッファローです。
マウスは有線も無線も歴代バッファローです。
マイクロSDカードと超小型USBアダプタもバッファロー。
オンライン会議で有用なWEBカメラもバッファロー。
スピーカーもバッファローです。
もともと音響メーカーだっただけあって、充実しています。
そしてヘッドセットもバッファロー。ミニプラグにも対応しています。
バッファローのワイヤレスヘッドセット(イヤホンマイク)。
パソコン用というよりも、スマートフォン向け。音質重視です。
また、スマートフォン向けモバイルバッテリーもバッファローから多種類販売されています。
USB接続ケーブル・USB充電器・電源タップもバッファローです。
旅行に行くときなどは、スマートフォン充電用にセットで持っていきます。
PD充電器もバッファローです。
パソコンやスマートフォンの充電がこれ一台ででき、しかも急速。とても便利です。
シマダヤの冷凍麺
メルコホールディングスが2018年(平成30年)に子会社化したのが、シマダヤ株式会社。
従来のメルコやバッファローとは完全に異業種の、チルド麺・冷凍麺の専業メーカーです。
シマダヤは、1960年(昭和35年)に日本初の自動茹で麺製造装置を開発したほか、完全包装麺を開発・量産化するなど、冷凍・チルド麺業界をリードしてきました。
このシマダヤは、もともと名古屋市発祥の企業。1931年(昭和6年)に名古屋市昭和区で創業。2021年(令和3年)に90周年をむかえました。創業者は、牧清雄氏。バッファロー(メルコ)創業者の牧誠氏の父親にあたります。シマダヤは、1982年(昭和57年)に本社を東京都に移し、現在の本社所在地も東京ですが、名古屋ゆかりの企業といってよいと思います
そこで、シマダヤの冷凍麺には、名古屋名物のきしめんがあります。
また、「名古屋版広延きしめん」もあります。商品名に名古屋とついているのがよいですね。
私も買いおいて冷凍庫に入れています。
ソース焼きそばもあります。
こちらは調理済みで、簡単にいただけます。
パスタもあります。
からだにやさしい健美麺シリーズ。糖質30%カットです。
さいごに
名古屋にはパソコン周辺機器のトップシェアを誇るメーカーがあります。
IT時代において、簡単・安全・快適に、インターネットに接続し、デジタルデータを保存・再生するための機器が必要だと感じたら、#メイド・イン・ナゴヤを買おう。
この記事を書いてくれたのは?
この記事は名古屋市職員の石原治が寄稿しました。
なお、記事の作成は完全にプライベートでおこなっており、内容はすべて個人の見解です。
名古屋市はじめ所属する団体とは無関係であることを念のために付記させていただきます。
いつもありがと~!
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