こんにちは。
名古屋生まれ名古屋育ち名古屋在住の名古屋市役所の職員、石原 治と申します。
名古屋の企業によるメイド・イン・ナゴヤの製品に囲まれて日々暮らしている一般人ですが、名古屋の企業と製品という切り口で、私の愛用している製品を紹介しながら、あまり知られていないかもしれないけれど、名古屋にはよい企業やよい製品があることと、すなわち、メイド・イン・ナゴヤの魅力をお伝えできると良いなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回は名古屋市西区に本社があるシヤチハタ株式会社を紹介したいと思います。
誰もが知っているシヤチハタ印
シヤチハタといえば、シヤチハタネーム印。
シヤチハタ印といわれるように、シヤチハタの代名詞です。
朱肉を使うことなく、浸透させたインクで何度も押印することができます。
1968年の発売以来、出荷数は1億8000万本を超える大ヒットかつ超ロングセラー商品です。
シヤチハタネームは様々なカラーや模様のものがでています。
私は宅配便押印用に、かわいらしい猫柄のキャップレスのものも持っています。
シヤチハタネーム印は、現在では沢山の色・柄・形態から選ぶことができ、印面も様々な文字配置を多くのフォントから選んでオーダーすることができます。
シヤチハタアンテナショップでは限定商品や高級商品も販売しています。
シヤチハタの文具
シヤチハタは様々な文房具も販売しています。筆記具のブランドはアートライン。
私がいつも持ち歩いているのは、アートラインブロックスという、ブロック玩具のように凹凸があり接着できる文房具。
大きさも統一されていて、コンパクトにまとまります。
朱肉はシヤチハタネーム印の競合商品ともいえるわけですが、実はシヤチハタは、ネーム印よりも前にスタンプ台と朱肉を販売しています。
すなわち、スタンプ台や朱肉が主力商品であったにもかかわらず、スタンプ台のいらないスタンプ(Xスタンパー)や、朱肉のいらない印鑑(ネーム印)を製品化したのです。
私が愛用している朱肉は、蓋が印鑑マットになるシクオス。
蓋をとって、敷いて、押すわけです。便利です。
そして、こちらが常に持ち歩いているプチ朱肉。
とても小さく携帯に便利です。
シヤチハタのちょっと変わった製品
シヤチハタは真面目な製品を製造販売しているイメージですが、ちょっと変わった製品もあります。
どこでもスイッチ!
ドラえもんに登場しそうな商品名ですが、こちらはスイッチのような形をしたマグネット。
スイッチを押すように、紙を差し込んだり外したりできます。
「わたしの物タグ」は、ペットボトルなどにつけられる穴あき付箋です。
オフィスの冷蔵庫にドリンクを入れるときにつけておけば、わたしの物だと主張できます。
「働く女性にとって使いやすい文房具」をコンセプトとした、「オピニ」シリーズの商品です。
続いて「シヤチハタリップ」
シヤチハタネーム印そっくりのリップスティックです。
職場で使えば注目間違いなしのジョーク商品です。
ボールペンにシヤチハタネーム印をつけたのが、ネームペン。
ペンをひっくりかえしてポンと押印できて、とても便利です。
高級ボールペンのパーカーとタイアップした、高級ネームペンもあります。
これも、パーカーのボールペンとして使っている最中にネーム印を出して押印すると、高級品だけに驚かれますね。
シヤチハタのシヤチは金鯱の鯱
これまで書いてきたように、シヤチハタはシャチハタではなくシヤチハタです。
「ヤ」が大きいのは、キヤノン、キユーピー、富士フイルムなどと同じで、見た目のバランスが良いという理由から大きい「ヤ」を使っています。
シヤチハタは、1925年(大正14年)に舟橋商会として創業。
インキを補充せずに連続してなつ印できる万年スタンプ台を開発し、1930年(昭和5年)に名古屋城の金鯱をデザインした旗のシンボルマークを定め、1941年(昭和16年)にシヤチハタ工業株式会社となりました。
そして1968年(昭和43年) 「シヤチハタ ネーム」の発売に至り、現在ではアメリカ・マレーシア・ヨーロッパ・インド・中国にも事業所を展開しています。
シヤチハタとは、鯱の旗。シヤチハタのシヤチは名古屋城の金鯱の鯱だったのです。
2019年(令和元年)にビームス・ジャパンとシヤチハタがタイアップして商品化されたペンケースには、昔の鯱旗ロゴが使用されています。
今回は、シヤチハタ株式会社を紹介しました。
多くの方は、シヤチハタネーム印を使った経験があるのではないでしょうか。
現在では沢山の色や柄、そして字体(フォント)から選ぶことができ、高級なものからリーズナブルなものまで揃っています。
また、ネーム印だけに止まらず、楽しいデザインの文具をはじめシヤチハタには多彩な製品があります。
あなたの好みにあうものを見つけて、 #メイド・イン・ナゴヤを買おう。
この記事を書いてくれたのは?
この記事は名古屋市職員の石原治が寄稿しました。
なお、記事の作成は完全にプライベートでおこなっており、内容はすべて個人の見解です。名古屋市はじめ所属する団体とは無関係であることを念のために付記させていただきます。
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